こんにちはhonokokoです。突然ですが質問です。
「目の前に飢えた人がいたら、魚を釣ってあげますか?それとも魚の釣り方を教えますか?」
子どもの心のコーチングの本の一文です。
お腹を空かせて困っているのだから、真っ先に釣ってあげますか?
でも釣って貰った人は、また時間が経つとお腹が減って飢えてしまうでしょう。
もし飢えた人が自分の子どもだったとしたら?
子どもへのサポートの意味を分かり易く比喩した素晴らしい言葉だと思います。
赤ちゃんは、まだ魚を釣ることも出来ないので親が釣ってあげる事しかできませんが
成長した子どもにずっと釣り上げた魚を食べさせていたら、自分で魚を釣ることも出来ず、
飢えを自分で解決する方法を知らないまま大人になってしまいます。
大人になってもずっと誰かに頼って、魚を釣って貰うしかないのです。
そして、人に頼らなければ生きていけない無力な自分に嫌悪感を抱くようになるかもしれません。
以下のような子育てをしていませんか?チェックしてみてください。
□ 子どもがやるべきことを、指示し、命令する
□ 朝起きる時も 学校に行く時間も 全て指示している
□ 着る服を用意し、食べた食器を下げ、全てやってあげている
□ 子どもの欲求を察し、何でも買い与える
□ 子どもの感情を無視し、受け入れずに説教してしまう
□ 子どもの問題も、親が解決する
□ 子どもは自分の延長、自分の求める通りになるよう期待する
チェックが沢山ついた人は少し要注意です。
親に先取りされ、自分で解決する経験の機会を奪われ、体験による学びが少なく育ってしまいます。
指示が無いと、どう動いていけばいいのか判断が出来なくなるのです。
問題を解決できないと、問題に直面した時、その場から逃げるしかなくなってしまいます。
子どもの頃体験したことは良いことも悪いことも、全て人格を形成する宝物になるのです。
子どもに考える癖をつける方法
子どもに、考える癖をつける良い方法があります。
一冊ノートを用意して子どもに与えます。
左のページに、気になった事を書いてもらいます。
何でも良いのです。
ニュースで気になったこと、学校で気になったこと、失敗してしまったこと、ふと思いついたことなど。
そして右のページに、どう思ったか、どうすれば良いのか、自分の意見を書いていくのです。
分析力、思考力、先を見通す力、文章力、さまざまな力を駆使して右の結果を書いていきます。
例:学校の非常口って何のために使うの?
もし強盗が来たときにそこから逃げるため?
火事があったら逃げるため?
危ない時に使うから、できれば使いたくない。でも安全のため絶対必要。
こんな単純な事からでいいのです。
遊び感覚で、疑問を持つ習慣をつけてみてはいかがでしょうか。