天然オオクワガタはどんなところにいるのか?
子どもとクワガタ探しをする際、どんなところをさがしますか?
オオクワガタを見つけられたら、子どものヒーローですね。
大人も子どももドキドキワクワク、本気になって探してみてはいかがでしょう?
新説!所JAPAN 真冬に謎の木を育てる?オオクワガタの達人を調査 参考
オオクワガタは台場クヌギの洞にいる!
台場クヌギを探せ!
台場クヌギとは? それはどこにあるのでしょう??
このような、コブになったクヌギを台場クヌギという。
人によって伐採を繰り返された木。伐採された木はすぐに新しい芽が出てくる。
そして何年かすると幹が何本かに分かれて成長する。そしてまた伐採する。
これを繰り返していくうちにこのような形になり、
オオクワガタが好む室ができて格好の住みかとなるそうです。
このような巨大な台場クヌギになるまでには数十年~百年以上の年月がかかるそう
では、台場クヌギはどんな場所にある?
クヌギやコナラは薪や炭、シイタケのほだ木に適しているため木が育って何年かすると伐採して切った木を利用する。
なので、人が立ち入りやすい場所にある。
また、台場クヌギの新葉はいい肥料になった為に、昔は田んぼの近くに沢山あった。
刈敷(かりしき/かしき/かっしき)農法の為に作られたそうなのだ。
山野や畔などに生える草木の茎や葉を刈ってそのまま田畑に敷きこんで
地中において腐らせることで田んぼ堆肥とする方法、もしくはそれに使われたのだそう。
クヌギは枝を切り落としてもすぐ芽や葉が生えて来る為、毎年切られ、コブのように膨らんでいったのだ。
刈敷農法は、佐賀、福岡、兵庫、大阪、長野などで行われていたため、オオクワガタが多く分布していたそうです。
クワガタすきなら一度は捕まえてみたいオオクワガタ。
今年はオオクワガタのいそうな台場クヌギを、台場クヌギのある田んぼや藪を
探してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、オオクワガタは主な優良血統があるそうで。
- 能勢血統
- 信玄血統
- 久留米血統
- 川西血統
- 熊谷血統
- TFO血統
など、こんなに血統があるのですね。奥が深い。
飼育下での繁殖法が確立されているものの乱獲や丘陵地の開発や森林伐採などにより野生個体の生息が危ぶまれており、
2007年には準絶滅危惧種から絶滅危惧II類に引き上げられているそうなので、仲間のいる同じ場所でまた放してあげてくださいね。